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24年2月13日 大阪府皮革業界総合研修 革とものづくり~令和時代の外注との付き合い方
※2024/02/13 セミナー終了後に「見れないよ!」という方おられたので一時的にパスを解除しておきます。こっそり見ておいてください
昭和・平成時代と令和時代の外注の違い
・このセミナーでは「革の量産仕事」と「デザインやHP作成、SNS運用などの仕事」を同じ次元で説明していきます。
・革の仕事は仕事の量が減っている・職人の量も減っている
…職種によっては増減が激しい
革の仕事は需要供給バランスが悪い
・ネットで対応出来る職種(デザインやHP作成、動画制作など)は需要も多いが供給も多く競争が激しい
…今後はAiの進化で更に激化する
・ともに言えるが、格段に便利なツールが増えている…ネット、LINE
このセミナーのオチは「コミュニケーションが結局大事」です。
・どれだけ時代が変わっても、どれだけ便利なツールが出来ても、相手に対して敬意を持ってコミュニケーションを取る、という意思と態度が大事
革業界には外注作業がとてもとても多い
・ 革業界独特の工具「刃型」で同じ形をいくつもいくつも量産できる
・ 革を裁断する仕事「裁断師」の世界
・ あなたが見る革に押されたブランドロゴの影にはこんな苦労がある。箔押し屋という仕事
・革業界周辺の職業紹介シリーズ 「漉き屋」
・ 革を薄くする仕事「漉き割り」の世界
メーカーはクライアントから依頼を受けて「金具」や「革材料」などを仕入れるリスクを負って、各種加工を行って「請負職人」に縫製をお願いする。
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/自分の思った鞄や靴の量産依頼したい時にはメーカーに頼んだほうが確実、という話 | 欧米ブランドに「負けていないぞ !」 | JLIA 日本皮革産業連合会
メーカという仕事は、ものを実際に作るよりも、、
実際のイメージは下記に近いかなぁ
それでは各種加工屋さんや外注先の職人はなぜ見つからないか?
・すでに仕事は潤沢にあるから新しく受け入れる状態にない
・全く何も知らないクライアントと話すのがとてもめんどくさい、と思っている
どうやって外注を探すか?
・ネットで何故見つからない?
上記にあるように「何も知らないクライアントと話すのがめんどくさい」「ネットは問い合わせコストがとても低いので、応対がめんどくさい」。だから、ネットで告知を出すメリットが少ない
・組合に入れば職人が所属しているのか?or教えてくれるのか?
職人や加工屋さん向けの組合、というのは存在しない。バッグ組合やベルト組合などはあるが、これらはあくまで「メーカー」のためのもの。現状日本ではカバンや靴職人がどれだけいるか、という統計データは存在しない。
「メーカー」として組合に入り、会合とか行っていたら教えてくれたりはしてくれる。それくらい加工業者探しは大変。そしてメーカー同士でも「請負職人」は隠されたりする。それくらいレア職種。
自分で各種外注先に頼んだら安くなるのか?
・数を積まないと安くならない
・相手の時間を奪ったり、リスクを相手に押し付けようとすると、仕事が切られる
もしあなたが「商品を作ってもらいたい」ならば、メーカーに頼るのが一番無難
・職人を自称しているのに革や金具屋がどこにあるかわからない!と言われた!
・メーカーはどこで見つかるか?
>展示会
>組合に質問する
>組合から各種メーカーのHPにいく
デザインやSNS、blogを書く、などはネットの時代は楽に外注先は見つかるのか?
・ココナラや、ランサーズなどの「クラウドソーシングサイト」。デジタルの外注先は見つかりやすい
・でも、それらを使ってうまくいく・行かないのは「頼み方の作法」「前提条件」が整っていないから
頼み方には作法がある
・納期…いつまでにほしいか。
最終日、ではなくて、期間中の確認日を決めておく。
・目標・目的
「なんのために」「何をやってもらいたいか」
目的や目標をきっちり定義せずに自分のイメージを伝えたい、という人が多い
・ターゲット
客層。男女比率・年齢
・リスクは誰が持つか?
やり直しは何回まで?それ以降はお金でやってくれるか?
HPやデザインならば、やり直しは何回まで無料か?有料か?
革の外注ならば、ミスが出たときに資材費弁償か?工賃なしで再生産か?
・作業はどこまでやるのか?
HPなどだったらサーバーアップまでなのか?
デザインならば印刷会社に依頼するまでやるのか?
革の外注ならば糸処理や検品、袋詰までなのか?
nutteという縫製外注アウトソーシング仲介サイトの評判が悲喜こもごも
nutte(ヌッテ) の概要、口コミ、評判をご紹介 | UD8
理想の服を作るためにnutte(ヌッテ)を使ってみた感想とその金額について。 | アンテナの外側から
nutte(ヌッテ)の実際の評判/レビュー/口コミ ⭐️ クチコミネット
・2割がnutteサイトに取られる
・素材の準備は依頼者が行う
なぜうまくいかないのか?
メーカー=翻訳=コミュニケーションを行ってくれる人が不在だから
「NUTTEで頼んだ人」「頼まれた人」それぞれの愚痴を聞いてわかったことをまとめてみました(^-^)|C.A.Dimple塾
横井さんに「メーカーの職歴and現在の立場から外注・内製について」聞いてみる
・ 素人からの依頼で絵図面からだけで物を作るのは難しい
・ SNS運用やデザイン、カバン縫製にせよ内製のほうが見えやすい・育てやすい
組織への帰属意識
・SNSはなんのためにやるのか?
ブランディング・連絡ツール
・ 外注のメリット・デメリット
・ 今の時代は外注仕事はツールが増えた分、楽なはず
LINEや動画。でも、相手の時間を奪っている、という自覚は必要
・ 怒りは積み重ね
・ 外注先が本業か副業か?相手の情報を常に持っておく
・製品の”仕様” のややこしさ
相手は何を重視しているのか?そのために費用はあがってもいいのか?
・免許のない世界
SNS、デザイン、hp作成、カバン作成にせよ免許はない
・まめなコミュニケーション
・仕事を出す方のスキルが必要
・動画コミュニケーションやLINEがある時代
・外注にせよ内製にせよ、相手を「自分の言うことを聞く駒」と思ったらトラブルになる
・クラプロ、どうだった?
kurapuro…webで完結する制作(動画、SNS運用、デザイン、フライヤー、HP作成等々)を定額で指定時間だけ作成する、というサービス。革におけるメーカー業。
・カバンメーカーで新しく外注先を育てる、ということはしたの?
高齢者・若い人、どうだった?
・高齢な職人を一生懸命探して使うリスクメリット
・若い人を育てるリスクメリット
・言語の統一 前提のすり合わせ
・一番最初の打ち合わせが一番、時間コストがかかる
・生産数を重ねないと技術は向上しない
ムラキがココナラで頼んだ際のやり方
B4、イベント告知のフライヤー作成&継続的にお願いしたい
・目的・目標・ターゲット選定
・リスク設定
・ぶっちゃけデザインやHP,カバンなりバッグなり、作って欲しいものに近いサンプルを提示してくれるのが一番助かる
募集ページでの告知
募集内容
【概要】定期開催されるイベントの告知チラシです 取り扱い品目は革素材・金具などの手芸材料となります。【ターゲット】
男女比率 6:4 年齢比率30~60代【目的】複数日程・違う場所で行われるので「こういうイベントが有る」「詳しはQRでwebを見てね!」と誘導するためです。
【目的補助説明】
・地図作成なし
・事前に写真や文章用意します。
・文章は意図を変えなければ変えるのは全然okです。
・写真ありますが、素人写真ですのでストック写真やイラスト使っていただけるならばありがたいです。その場合は些少ですが料金上乗せさせていただきますので、申込時に「ストックフォト契約あり」なり言ってくださるとありがたいです。【依頼背景】
・イベント以外に毎月のフライヤー作成もお願いしたいと思っております。
こちらは今回のフライヤーを元に上司と相談して決めさせてもらいます。【提案の際のお願い】
・継続依頼可能か
・ストックフォト契約ありかを教えてもらえると助かります。
・金額やすいから採用!ということはありません。プロフィールなりに載せていただいている過去作例なども考慮させてもらいます。
・今回、当方でお願いしたフライヤーを作例として展示していただのは構いません。継続利用の場合はケースバイケースでお願いします。
それに対して13人ほど募集が来たのでそこから2名選出して下記サイトでお願い
頼み方なり作法なりを下記サイトで載せています。
https://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/9589
pass:2304fly
・なぜ2名にお願いしたか?
>きちんとコミュニケーションが取れるか、を確認。
それを知るのに2名か3名にお金払ってコミュニケーションとりつつ完成までやるしかない。
それくらいのお金は必要。「この人と仕事出来る!」と思うためにはお金使わないと無理。
おかげで3ヶ月に一度のペースで継続して仕事をお願いしている。
もしあなたが内製でも外注でも、人に物を頼みたいならば、、
内製するならば「育てる」覚悟がいる
・山本五十六の言葉
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で、見守って、信頼せねば、人は実らず」
山本五十六「やってみせ」(全文) 格言クリアファイル 大和ミュージアム関連グッズ販売店 – 戦艦大和ショップ
外注するならば
・定期的にきちんと仕事を与える
・まめなコミュニケーション
・逃げられないように
昭和だろうが平成だろうが令和だろうが、ツールは違っても「コミュニケーション」が大事
お互いにリスペクトがないと内製でも外注でも仕事は出来ない、というのがオチとなります。
参考リンク
・下記は動画を見て知り合い職人は大爆笑していました。
簡単にいうと「ものづくり、という言葉を日本人は好きすぎる」「そのくせ職人にお金出すのは大嫌い」「職人もものづくりや職人、という言葉が好きすぎる」「ものの価値を決めるのは”作る”工程ではなく、企画・デザイン・営業」「スマイルカーブという概念」という内容です。
・大阪の財布メーカーさんの社長さんに職人募集、という話を聞いてきた音声動画です。メーカーという仕事やメーカーにおける職人という立ち位置がわかるかと思います。
0:00 最初の挨拶
0:27 ナダヤの歴史と今
1:09 経験者ってどのレベルまで要求している?
3:35 効率考えて治具作れるような職人さんが一番欲しいんだが、、、
4:31 こういう人はあわないな、と思うのは
5:37 接客お願いすることはありません
5:59 将来的に直営店やりたい、とかはあるの?
6:56 こういうスキルがあるとありがたい
8:18 手縫いしかやったことないんです、という人はいいの?
9:20 教室の課題でこういうの作りました、という人は是非見せてください
10:40 うちの会社のやり方はうちのやり方。それを身に着けてほしい。
11:33 営業・生産で独立採算制
14:11 営業・企画・生産、という流れで出来ていく
16:50 生産部で職人さんが一番給料が高い。だから、自分で全部やる、と考え方は困る
19:07 技術品質管理は職人仕事
20:46 社長一族は型紙切れません!
22:10 100%の内製化は難しい
23:26 社員数は何人?
23:50 ほしい職人は「サンプル、型紙作成、見積もり、量産品質管理」出来る人
25:06 例えば漉きをする時に0.7mmに漉いたらokなのかという判断をしてもらいたい
26:45 会社の平均年齢は?
28:26 タイにも工場あるんです
30:28 将来的に独立したい、と言われたら
ムラキへの連絡先
twitter Rui(@ccrui)さん / Twitter …あまり真面目にやっておらず。インスタと連動はしています。
insta Muraki Louis(@murakilouis) • Instagram写真と動画…革に関する写真だけたまに載せています
facebook 村木 るい…多分8年くらいは毎日の日常を友達限定で公開しています。
問い合わせフォームContact | 本日は革日和♪
MailMagazine | 本日は革日和♪ 一番ちゃんと情報発信に使っているのはメールマガジンですね。
・月に1回皮革産業連合会(=JLIA)にてblog書かせてもらっています
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」 | 欧米ブランドに「負けていないぞ !」 | JLIA 日本皮革産業連合会
・レザークラフトフェニックスでblogを、、多分10年以上書いています。もう最近は怖いから8年以上はカウントしないようにしているんですよ(;・∀・)
フェニックスへの連絡先
レザークラフトフェニックス(@LeatherPhoenix)さん / X
Leather Craft Phoenix – フェニックス(@phoenix_1926) • Instagram写真と動画
22.2/17-19(木金土) 革日和ブース出展 in 素材博覧会 横浜 レザークラフトフェニックス・INKs・SEIWA
素材博覧会 YOKOHAMA 2022 冬に革日和は今回も出展します。
糸・布・革・ガラス・石・樹脂・メタル・陶・木・紙など、めずらしい素材やツールのブースが横浜大さん橋ホールにずらり!
続きを読む 22.2/17-19(木金土) 革日和ブース出展 in 素材博覧会 横浜 レザークラフトフェニックス・INKs・SEIWA
初心者さんオススメ工具一覧+初心者さんが今後買ったほうがいい工具一覧
今季から行っている「眼の前で何かを作りつついる工具いらない工具や、技法を体験してもらう」というセミナー(トークショー?)で紹介した工具などを解説していきます。「これはちゃんとしたのを買って!」「これは早く買わなくてもいい」「この工具はアマゾンで怪しいのだけは買うな!」なども書いていきます。
21.12/1~5は東京で3イベント連続出展しています。12/1.2レザーフェア 12/3.4 八広 12/5 ZITTOOLS
緊急事態宣言があけたから、、というわけでもないのですが、東京で5日間イベントがきれいにずれて重なりました。
個別の告知ページは作りますが、各イベントの予定だけでも書いておきます。申し込みページは出来上がり次第こちらに掲載します。
12/1.2 A-ROUND with レザーフェア
TOKYO LEATHER FAIR|革・布帛・パーツの展示会 東京レザーフェアの会場上部にて行われるA-ROUNDの一環としてセミナーを2日間行います。
予定としては
●人に話したくなる革セミナーぷち 革の買い方や歴史編 2021年12月1日〜2021年12月2日(東京都) – こくちーずプロ
●漉き機講習ハイパー…実際の漉き機を前に漉き機の構造や使い方を解説していきます。「漉き機はなぜこの形状なのか」「刃物の考え方」「押さえの水平の出し方」「斜め漉きの考え方」「これをやると一発で壊れる!」など動画交えて解説していきます。
>漉き機を活かすセミナーハイパー~実機を前にして
●人に話したくなる革の話~鞭、むち、笞。ムチの話
>下記動画4部作を1時間ちょいで話します。実際の鞭や、Youtubeには写せない本なども持っていきます。
●12/2 <実演・プラットフォーム製法スリッパの型紙製作>…古瀬シュースティリスタ研究会 | 足を熟知して靴を考えるの古瀬氏を招いてプラットフォーム製法によるスリッパの型紙を木型から作成していただきます。4時間のセミナーとなります
>実演・プラットフォーム製法スリッパの型紙製作 2021年12月2日(東京都) – こくちーずプロ
《ソル カリフォルニア ストローベル製法(カリフォルニアの太陽、嵌め込み製法)》とは❓
100年ほど前にアメリカ カリフォルニアで開発された製法で、アッパー(甲)革とライニング(裏)革とインナーソール(中敷)革とウエッジソール巻き革が総て一緒に縫い合わされた特殊製法です。 アメリカ(元はオーストラリア)の老舗メーカー・UGG(オーストラリア空軍オフシャル)のムートンブーツなども同製法ですね。
インソール(中底)が無いので反りが良く、インナーソールとウエッジソールの間に分厚いフォーム材を仕込めば とても快適です。 また、ウエッジソール(=ミッドソール)の前足部を軟性材にすると 更に快適性が増します。
日本では《プラットフォーム製法》と言う名称の方が馴染み深く、1970年代に流行したサボやブーツが代表例だと言えるでしょう。 現代に於いても、ボロネーゼ製法に並んで国内外の高級なコンフォートシューズやレザースリッパに多用されている製法技術です。
セミナーをする理由
新型コロナ騒動勃発以来リモート在宅勤務される人が増え、在宅仕事中の快適性が求められる中「拘りの高級レザー スリッパ」も注目される一つのアイテムに成りました。
…昨年から今年にかけて、その「プラットフォーム スリッパ パターン(型紙)の作り方を教えてほしい❗️」とのご要望が沢山寄せられました。 そこで、本日は革日和セミナーに於いて《プラットフォーム製法スリッパ パターン》の製作実演を行おう、と考えました。
12/3.4 革にまつわる工具と工法~レザークラフトをより楽しむinすみだ2021冬~
革にまつわる工具と工法~レザークラフトをより楽しむinすみだ2021冬~ 2021年12月3日〜2021年12月4日(東京都) – こくちーずプロ
Lizedによるイベントで客寄せパンダで呼ばれましたので(´・ω・`)
「人に話したくなる革の話~歴史や買い物編」を話しつつ、雑談や秘蔵動画などの解説をしていると思います。
12/5 ZIT TOOLSにて漉き機・ミシン講習会
工業用ミシン専門店 – ZIT TOOLS | TAKING 工業用ミシンさんのショールーム (東京 練馬区大泉学園駅)にてミシン漉き機講習を行います
・漉き機を活かすセミナーハイパー~実機を前にして inZIT TOOLS 2021年12月6日(東京都) – こくちーずプロ…上記で行うセミナーと同じ内容です。3人という少人数で行います。
・漉き機の押さえを実際に加工するセミナー 2021年12月6日(東京都) – こくちーずプロ…漉き機講習を受講された方・普段から漉き機を使っている人向けの講習です。今回始めてやります。グラインダーを使いつつ漉き機の押さえの加工と考え方を学びます。