4/5(金)18~20時 革の鞣しの仕上げ工程を実際にタンナーさんから聞く座談会

革の鞣しの仕事は「鞣し」「仕上げ」工程と分かれます。

仕上げ工程はお化粧、というものだと思ってください。
今回4/5.6(金土)の革日和大阪にて、仕上げが得意なアルファレザーさんをお呼びして座談会を開催します。

座談会日程

座談会名:革の鞣しの仕上げ工程を実際にタンナーさんから聞く座談会
時間:4/5(金) 18時~20時
費用:参加費税込み2,000円
こんな人に聞いてもらいたい!:革素材を深く学びたい方。エナメルなり型押しなり独自に注文してみたい、という方。

申し込みはこちらから>革の鞣しの仕上げ工程を実際にタンナーさんから聞く座談会 2019年4月5日(大阪府) – こくちーずプロ(告知’sプロ)

当日は座談会ですので各自飲食物持ち込みokです。アルコール含めてokです。
食べ物は乾き物なり自分のおつまみなり持ってきておいてください。(閉会後の後片付け手伝ってください(*´∀`)

当日機材が揃えばネット生配信を行ってみたいと思っています。
配信は最初1時間は無料で、残りは後日有料販売を行う予定です。

では、「革日和ってどんなことするの?」「仕上げってどんなことなの?」というのは下記で解説してみましょう

4/5.6(金土)は本日は革日和in大阪 2019春!

4/5.6の金土は革日和です。

例年通り寿屋さん、ミヤツグさんのアウトレットセール、山内商事の展示販売が行われます。
今回は特別に4/5(金)のみですが、フェニックスは20時半!寿屋も20時まで営業します。

さらに4/5(金)は革日和展示会ということでフェニックス3Fにて展示会を行います。
今回は

・ニッピ機械による新型漉き機スカイミニ、接着機ホットメルトの展示販売
・仕上げの得意なアルファレザーの革販売

が行われます。

仕上げってなに?

じゃぁ、仕上げってどんなもの、という解説をしてみましょう。

仕上げ工程ですが、ものすごく、莫大に、存在します。
下記写真で見てみても
・型押し
・フィルム箔押し
・エナメル加工
・圧縮
・絞り
・染色
などなどが存在しており、それぞれに知識や設備、経験が必要となります。

仕上げが得意なアルファレザー

アルファレザーさんは姫路のタンナーさんです。l
仕上げを得意としており、上記にある各種様々な加工を得意としています。その特異性は同業他社からして「あれだけ手間のかかるやり方は到底真似できない」と言われています。

例えば下記の蛇の型押しは

・型押しを行う
・鱗1枚1枚を手作業でカッティングする
・革全体を染める
・黒い部分を手作業で蛇になるように染めていく

という手間のかかった作業をしています。

ぶっちゃけて言うと革屋としては怖くてこういう革は仕入れられない

忌憚なく言うならばこういう革を革屋さんが仕入れるのはリスクが高すぎます。

革屋さんは最大公約数的な革を仕入れて売っています。100人中70人、、せめて50人が望む革を仕入れておかないと売れ残る可能性があるわけです。

それに対してアルファレザーの革はこの革が素晴らしい!と断言する人は100人中5人かな、と思います。ムラキ個人はものすごく好きですけど、この革が好き、という人は即座に思いつきません。

ですが、この革が好き!このテイストが良いんだよ!という人は地球の裏側からでも見たいと思う革だと思います。

だから、この革は個人なり企業がタンナーと直接取引すればいいと思う。

だからこそ、アルファレザーの革を欲しい人はアルファレザーに直接相談したほうが良いんちゃうかな、と思うわけです。

タンナーの仕事は鞣しと仕上げ加工ですが、この仕上げ加工というのは少ない枚数からでも注文が出来ます。もちろん1枚だけ注文、というのは無理ですけど

「同じ型押しに違うフィルムを貼る」>それなら色混合で5枚から注文
「サンプルで見た蛇の型押しは焦げ茶だけど、これを赤色で蛇の文様は黒色で」>それなら1色3枚から注文

というようなルールづくりは可能です。
当日は皆さんの要望や疑問をぶつけてみてください。

この座談会はアルファレザーさんに作り手がどういう革がほしいかを直接話す機会

タンナーさんという仕事は今まで革屋さんに囲まれていた仕事といえます。
言い方がものすごく悪いですが、タンナーさんは作り手がどういう革を望んでいるか、などを明確に把握していない会社の方が多いです。

現在市場でどういうものが需要があり、どんな作り手が出てきて、どういうものを望んでいるのか、などを直接アルファレザーにぶつけてみてください。

当日の流れ

アルファレザーは数人経営の小さな会社です。今回は社長の田中さんに来ていただきます。

今まで作っていただいた革などを持ってきてもらい、それをどう作っているか、どのように手間がかかるのか。どういう機械を使っているのか、などをムラキがツッコミを入れながら聞いていきます。

サンプルの革からどのように派生していくかも解説します。
例えば下記の革ならば下地の色は同じ色ですが、影となる焦げ茶は違う色を載せることが出来ます。白などは無理ですが、暗色系ならば見栄えしますね。

例えば下記の革ならば紺色地に銀色ですが、この紺色を違う色にして、銀色を金や赤金などに買えることは可能です。その場合はロット何枚から可能なのか、どれくらいのお金になるか、なども解説してもらいます。

もちろん質疑応答もあります。
参加申請時に聞いた質問は答えられるようにしておきます。当日のネット配信での質問には全部答えられるとは限りません。

申し込みはこちらから>革の鞣しの仕上げ工程を実際にタンナーさんから聞く座談会 2019年4月5日(大阪府) – こくちーずプロ(告知’sプロ)

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