《靴のライニング(裏纏め)を観るのが製靴のプロ》って件

セミナーの風景

写真は、ジミーチュウさんのパンプスです。 一見して、無双(袋)纏めに見えますよね。 でも、裏革はイチ切りされていますよ。 それは、ブラニクさんもルブタンさんも同じ纏め式(製甲法)がなされてます。 どんなパターン(型紙)だか解りますか❓️ 僕達は、それを「☆無双返し纏め」って呼んでます。 特に、無双の継ぎ合わせに使われるテクニックです。
何故、ベルベットに このテクニックが使われているのか❓️ はい、ベルベット(雑材)は漉き掛け不可ですからね。 裏革まで折ってしまったらトップラインが分厚く成り過ぎますから、写真が最善の製甲法なのです。 …僕は、それを父のメーカーに勤務していた時代、番頭(父の一番弟子)から学びました。

☆ 同製甲法は、製甲師(縫製師)に高度な技術力が求められます。 今、日本国内に、それを知っている若手職人さんが何人居てるか❓️

アッパー(甲革)デザインは、どうにでも好きに描けます。 しかし、パターンは そうは行きませんよね。 デザイン画を靴に具現化する為には、有りとあらゆる製甲法を知っていなければ成りません。 僕達パターンナー(型紙師)がデパート靴売場の海外トップブランドをリサーチして回る時は、そんな処ばっかり観てるんですよ(*´・ω-)b

――――――――――――――――――――――――――

《セミナーのご案内》
新規<シューズパターンナーセミナー>は、2022年1月からスタート。 受講生さん募集中❣️ 詳しくはホームページをご覧くださいませ↓↓↓
https://ccrui.sakura.ne.jp/furuseshoesociety/seminor/pattern_zenki

#シューズパターンナーセミナー
#古瀬靴教室コミニュティ
#古瀬シュースティリスタ研究会↓↓↓
https://ccrui.sakura.ne.jp/furuseshoesociety/seminor/

タイトルとURLをコピーしました